Interview

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これからも創造的な企画を行っていきます!

2018年01月13日
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コンサートピアニスト
石井久美子さん
(MaestroJapan代表。Nikita JUZHANIN教授ピアノマスタークラスを主催)
オフィシャルHP

ソムリエ
宮本マキ子さん
(日本ソムリエ協会認定 ソムリエ、日本ドイツワイン協会認定 ドイツワインケナー)
→オフィシャルHP
「AMONA creative」

Q,この度はご利用いただきましてありがとうございました。まず、ピアニスト石井久美子様とワインソムリエ宮本マキ子様のプロフィールや活動内容などを教えていただけますか?

A.
●石井久美子
東邦音楽大学附属中学校、同高等学校を経て東邦音楽大学ピアノ科卒業、同専攻科終了。1999年よりNikita JUZHANIN教授マスタークラスに学び、度々渡欧し研鑚を積む。Japan Classical lmpressionist Audition入賞。ドイツピアノコンクール入賞。アメリカにおける国際ショパンシンポジウム、国際バッハシンポジウム、国際ラフマニノフシンポジウム、国際ピアノシンポジウム(ドイツ)、国際ピアノセミナー(フィンランド)等に参加、各地でコンサートに出演。フィンランド(トゥルク)でソロリサイタルを行うなど、精力的に演奏活動を行っている。これまでにピアノを大場文惠、津田真理、Nikita JUZHANINの各氏に師事。2009年よりNikita JUZHANIN教授の助手を務め、後進の指導にもあたっている。

●宮本マキ子
上智大学ドイツ文学科卒。ドイツ・ミュンスター大学留学後、ドイツ系銀行・証券会社に勤務。香港系不動産開発投資会社勤務を経て、現在はAMONA creative代表(運営会社:宮本金属株式会社 代表取締役)

ドイツ文化の知識とネットワークを活かし、気軽に美味しいドイツワインを楽しむ「ドイツワイン会」を主催。集まった方々が楽しく交流しながら欧州文化を学べる『場』を提供させていただいています。ドイツワインの販売もしています。また、日独文化交流を行う会社のスタッフとして、翻訳やイベント運営に携わっています。


Q,この度はラバージョン音楽サロンで具体的にどのような会をされましたか?

A. 第一部は石井久美子ピアノリサイタル、第二部はソムリエ宮本マキ子によるワインパーティーでした。プログラムの曲目に合わせて宮本がセレクトした特別なワインをお客様にお楽しみ頂きました。音楽を五感で感じるコンサートという新しい試みです。この斬新なアイデアは小宮・ベーカー・純子さんによるもので、「ピアノとワインのマリアージュ」というタイトルにあるように、ヨーロッパの文化であるクラシック音楽とワイン会のコラボレーションです。

Q,30名前後の規模で行う演奏会のメリットはなんだと思いますか?

A.サロン回帰、というテーマでのコンサートに相応しいと思います。かつてサロンがヨーロッパの芸術文化の交流の場だったように、アットホームな空間で寛いで音楽を楽しんで頂けるということがメリットだと思います。

Q,この度、ラバージョンで使ったスタインウェイグランドピアノB211ニューヨーク製の弾き心地、何かしら感想を教えていただけますか?

A.低音部の倍音の響きが豊かで、高音部はリリックな音色でした。二つの人格が入っているピアノと感じました。モダンな作品も、このピアノで色んなキャラクターを表現する楽しさがありますね。流石、作曲家の和田さんセレクトの楽器と思いました。

Q,ラバージョン1階(音楽サロン)と2階(ビストロloversion)に対する印象、使用した感想などありましたら教えていただけますか?

A. コンサートをホールで、正式な演奏会のスタイルで行うことができ、その後のパーティーはビストロで、コンサートホールとは異なる空間で楽しんで頂くことで気分も変わり、特別な時間になったと思います。ビストロの雰囲気もヨーロッパ風で温かみがあり、大人が集うサロンとして相応しい会場と思います。

Q,上野という立地についてどう思いますか? 

A.上野には東京文化会館や美術館があり、芸術文化に親しむ人が集まりやすい空気があります。上野にも、また山手線沿線にも音楽大学が複数あり、
演奏会を行いたい音楽家や地方からのお客様もアクセスしやすい立地だと思います。

Q, この度の企画はお客様に大変ご好評だったようですね。今後もクリエイティブな企画をお考えですか?ご計画や展望などをお聞かせいただけますか?

A. クラシック音楽のリサイタルとしてのクオリティと、ソムリエがセレクトしたワインを楽しめる特別なワインパーティーのクラス感を両立できるような創造的な企画をこれからも行っていきたいと思います。

ヨーロッパと日本で、コンサートやマスターレッスンをしています!

2017年11月11日
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ピアニスト
小路里美さん
公式ホームページ

Q.この度はご利用ありがとうございました。まず、ご職業の専門分野を教えてください。
A.クラシックコンサートピアニストです。個人音楽事務所を持ち皆様よりピアノ演奏のご依頼を頂いております。

Q.この度はラバージョンでどのようなイベントをされましたか?
A.今回は初めて利用させて頂きました。秋に聴いて頂きたいバッハの組曲とベートーヴェンのソナタを前半に、ショパンの名曲を後半に演奏させて頂きました。コンサートの後には来年コンクール受験する生徒2名のレッスンも行い、とても有意義にホールを使わせて頂きました。

Q.30名前後で行う演奏会のメリットはなんでしょう?
A. 何と言っても臨場感ですね。演奏者の思いが聴いて下さる方々に直接、身体全体で受け止めて頂けるのは魅力的です。ホールにいる皆が一体となって音楽の素晴らしさを体感することが出来ます。コンサートが終わった今も最前列席で大きな拍手をお送り下さった方の笑顔が焼き付いています。

Q.ラバージョン1階(音楽サロン)と2階(ビストロloversion)の印象、使用した感想は?

A.こちらの音楽サロンは30人未満の少人数のでもホールの空間が暖かい雰囲気に包まれており、寂しくならず、良い音を楽しめる雰囲気があります。ビストロはおしゃれな雰囲気を内輪で和気あいあいと楽しめる良さがあり寛げる空間だと思います。

Q.現在、和歌山に在住で各国でのコンサート活動を行なっていると伺っております。今後の活動や展望を教えてください。

A.私はウィーンに長く住みましたが、ウィーンの仲間とマスタークラスレッスンを開催するほか、マルタ島で開催されているマルタ国際音楽祭や北欧で開催されているアリオン・バルティック国際音楽祭を主催している仲間達と共にマスタークラス指導、コンクール審査に携わる予定です。現在、来年度以降の受講生を募集中ですので興味のある方はご連絡下さい。それから今まではヨーロッパを中心にコンサートをと考えて来ましたが、今後は国内でも更に機会を増やす予定です。

専門家以外の方にもわかる音楽を!勉強会も開催しています。

2017年08月08日
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ピアニスト
高橋望さん
オフィシャルHP
オフィシャルブログ

Q,この度はご利用いただきましてありがとうございました。個人的に高橋様のご高名とご活躍を兼ねてから承っております。高橋さんは無理のない演奏をじっくり聴かせてくれるというか、自然体のピアニストとして認識しておりますが、、、。高橋さんは主にどのような音楽観や演奏理念をお持ちですか?

A.専門家は、専門家以外の方にもその知識や経験を利用して、分かりやすくかみ砕いて自身の専門内容について話せることが大切だと思っています。そのことを前提に、演奏会だけでなく楽譜の読めない方を対象にした勉強会も行っています。

Q,この度はラバージョン音楽サロンで「レクチャー&コンサート」をされましたね。具体的にどのような会だったのでしょう?

A.バッハの平均律クラヴィーア曲集についてのお話や演奏をメインに、前半はショパン、ベートーヴェンの作品を弾きました。まったく楽譜も読めない方、ピアノの演奏会に初めて接する方にもお分かりいただける内容を心掛けました。ショパンもベートーヴェンも嬰ハ短調による曲、後半のバッハも嬰ハ短調の曲を最後に置きました。

Q,30名前後の規模で行う演奏会のメリットはなんだと思いますか?

A.今回は、ピアノの演奏会を聴くのは初めて、という方も数名いらっしゃいました。そのような方に間近に演奏を聴いていただくとインパクトが大きく「音楽っていいですね~」皆さんおっしゃいます。これが可能になるのは30名の規模だからで、300人のホールでは起こらないことだと思います。

Q,この度、ラバージョンで使ったスタインウェイグランドピアノB211ニューヨーク製の弾き心地、何かしら感想を教えていただけますか?

この楽器はイマジネーションを掻き立てる楽器です。リハーサルで20分ほど弾いていると、色々な表情がピアノから紡ぎだされてきて、「ここのパッセージはこう弾いてみようか?」とか「こういう音色が出るなら、テンポ設定をかえてみようか」など色々ヒントが出てきて、それを演奏に反映させていくのがとても楽しかったです。演奏者と楽器が対話できる楽器だと言えるかもしれません。

Q,ラバージョン1階(音楽サロン)と2階(ビストロloversion)に対する印象、使用した感想などありましたら教えていただけますか?

A.今回は、まず演奏を30分、ビストロに上がり、ケータリングでオーガニック料理をいただき、音楽について歓談し、その後ワイングラス片手にサロンに下りていただき演奏をさらに30分ほど聴いていただきました。サロンとビストロがワンフロワーでなく分けられているので、演奏中にケータリングの準備もできますし、また片付けをしても気になりません。とても使いやすいですね。

Q,音楽に関わらず上野という街をどう思いますか? イメージ、好きなところ、、など教えてください。

A.上野というと西洋美術館でダフニスとクロエを見たのが忘れられない思い出です。ムンクやターナーなども。
ラバージョン上野は駅からすぐで大変アクセスが良いですね!

Q,来年1月20日、上野の東京文化会館で公演をされる事を存じ上げています。そのほか、今後どのようなお仕事を検討されていますか?展望でもいいのでお聞かせください。

A.2017年はバッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻のCD録音が中心の年になりました。2018年は東京文化会館で、ライフワークにしているバッハのゴルトベルク変奏曲のリサイタルを行い、その後は平均律クラヴィーア曲集第1巻の演奏会が下関、神戸、東京(7月1日ルーテル市ヶ谷)であります。さらにはバッハに関する本を出版予定です。今後も、レクチャーと演奏会&懇親会を組み合わせた催しをやっていきたいので、ラバージョン上野でやらせていただきたいです。

即興演奏はドラマティックな人生そのもの。

2017年08月08日
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ドラマチックピアニスト 
はちまん正人さん
オフィシャルHP

Q、主には愛知県でのご高名とご活躍を兼ねてから承っています。ドラマチックピアニストとはとても興味深い肩書きです。どのような音楽観をお持ちで、どういう演奏、または活動をされていますか?

A, ありきたりですが、ジャンルにとらわれたくない、括られたくない、そんな思いでドラマティック ピアニストを名乗って います。音楽を身近に、ピアノをもっと知ってほしい、人生はまさにドラマティックですよね。それはまさに即興演奏に通じます。つまり、ドラマティックピアノとは即興ピアノ演奏のことなのです。その事に私は自分のピアノ演奏・音楽のオリジナリティを見いだし、又技術を編み出しました。この美しい日本、そして独特の宗教・文化を育んだ日本で生まれ育った人間の人生と音楽、それらとピアノとの関わり。そんな事を想い、又長年に渡り感じてきたクラシックの骨格を基本にジャズの要素である即興。そしてショーの要素であるエンターテイメント性。 それらをミックスしたピアノ演奏活動をしています。

 
Q、この度はラバージョン音楽サロンで、どのような演奏会をされたのでしょう?

A, それはピアノ音楽の楽しさを伝えるために育んできた私のスタイルを踏襲したもので、全てのジャンルの名曲やオリジナル作品を、トークを交え少し歌って頂いたり手拍子をして頂いたり、又時には泣いて頂いたりと、静、動織り交ぜてのピアノコンサートショーです。 



Q、30名前後の規模で行う演奏会のメリットはなんだと思いますか?

A, 先程も述べましたが、身近にピアノミュージックを、という理念に基づけば30人前後はちょうど良い規模です。私はそのくらいの規模のコンサートが中心です。勿論聴いて下さる方に音楽、ピアノの細部まで伝わるというのもありますが演奏者にも聴衆の息吹が感じられる、ということが大きいです。なので演奏者にとっては、実はより難しいといえます。でもそれを内包し聴衆との一体感が音楽と交わる事を自覚してこそ、音楽の「はじまりのとき」といえると思います。



Q、スタインウェイグランドピアノB211ニューヨーク製の魅力は何でしょう?

A, 私の尊敬するピアニスト、ホロヴィッツがニューヨークスタインウエイを愛用しました。音のダイレクト感、これは音楽をコントロールするにはとても重要です。そしてタッチ感。これはピアノの独特な構造が関わってくるので説明し難いので省略しますがこの二つの要素を私に充分に感じさせてくれるのがこのピアノの魅力です。面白いのは、同じ音、鍵盤を弾いても、毎回違うサウンドが感じられます。なのでいつまでもいつまでも弾き続けたくなる、素晴らしいピアノです。



Q、ラバージョン1階(音楽サロン)と2階(ビストロloversion)に対する印象、使用した感想などありましたら教えていただけますか?

A, 今、私の普段のピアノ演奏活動もほぼ飲み物・お菓子付き、というコンサートを実行しています。サロンコンサートの魅力の一つです。途中の休憩中に少し気分を変えて、というのもありますが来て頂いた方達同士の交流、なにより演奏者、つまり私との交流も重要に思います。そんな演出を充分に可能にしてくれる空間がラバージョンの魅力です。


Q、上野という街の地域性や魅力をどう感じますか?

A, 私が言うまでもなく、日本の芸術活動の始まりが上野でしょう。いつもここから、と思います。


Q、今後、都内でどのような活動を検討されていますか?

A, , 遅まきですが、やっと自分のピアノ音楽・ピアノテクニックが確立してはちまんスタイルが出来ました。より多くの人に知って頂き、弾いて弾いて弾き続けて、共に空間を創り上げていけたらなあ、と思っています。